夏が近づくと楽しいことばかりではなく、こんなことも考えてしまいます。
あまり考えたくありませんが、もしも雷に打たれてしまったら?
雷によってもたらされる傷は残るのでしょうか?雷に打たれてしまっても生存できるのでしょうか?
これらをテーマにして、今回は話を進めていきたいと思います。
雷に打たれてしまったらどんな被害を受けるの?
落雷による通電が体内にもたらす損傷を、「雷撃傷」と言います。
通電した場合、皮膚・内臓の熱傷、不整脈、呼吸停止を引き起こします。
雷が落ちるときは、高い電圧ですから、数メートル飛ばされることもあります
雷撃傷に見られる特徴は次の5つです。
まず、落電で心臓停止になったら助からないこと。
次に、生存者のほとんどは、後遺症はまれにしかでないこと。
そして、頭部に通電して意識障害になることが多い。
さらに、電紋という、独特の熱傷が見られること。
最後に、低カリウム血症・神経痛が長引くこと。
雷によってもたらされる独特な傷とは?
被雷した人々の皮膚の表面には、独特な傷が見られます。
それは、ちょうど木の枝が幾重にも伸びているような模様をしています。
落雷によって身体に電気が流れたことで、通電した部分がこのような模様となり浮かびあがってきます。
実は、雷が人体の中の抵抗の少ない場所を通った跡と言われています。
雷に打たれても生存するのはどんな場合?
電気の通る経路が心臓から離れていたか、近くだったのかなどが関係しています。
また、抵抗の大きさによっても変わってきます。
水で身体が濡れていれば、より電流を通してしまいます。
まとめ
雷に打たれても、すぐに亡くなることはまれのようですが、対策は知っておきたいですね。
被雷をされた傷をウェブサイトで見ることができますが、本当に神秘的な模様をしています。