特に夏場は大きな入道雲が現れたかと思うとピカッと光ったら、大きな音が聞こえてきます。
これが家の中や車内などにいる場合は、心に余裕があります。
しかし、海や山の中であったらどうでしょう?
そこで今回は、レジャー中の落雷について取り上げていきたいと思います。
登山の際に落雷に遭う危険性は?
危険性は高いです。
なぜなら、雷は電気を通しやすい高い物のほうに落ちやすいからです。
金属物、カーボン(炭素)、水分などの電気を通しやすいものから離れましょう。
金属のなかでも特に金や銀、銅、アルミニュウム、鉄と言った導電性が高いといわれています。
登山前に貴金属を身につけていないか確認してから登るようにするといいですね。
金属品(ピッケル、カラビナ、ハーネス、など)は、雨に濡れないようにし、できるだけ遠ざけて置きましょう。
樹木の高さが高くなるほど落雷の危険度が増します。
木に落ちた雷は幹や枝を伝い、人にまで通電する可能性は高くなります。
ですから、木の幹に寄りかかって雨宿りをするなんてことはやめてください。
雷の電圧は非常に高く、木の表面に電流が流れるので、木の幹から3m以上離れ、
木の天辺を仰ぐ角度が45度の地点との間に身をかがめることが大切です。
実をかがめる際は、かかとを空中でつけ、つま先立ちで座るようにすると通電しても被害を最小にすることができます。
海水浴で被雷する危険性は?
入道雲が印象的な日本の夏ですが、夏と言えばよく雷が落ちます。
サーフィンを楽しんでいる人や海辺に落雷があると、周囲の海中に電流が広がります。
海水は電気をよく通すので、その周囲ほぼ20mは危険です。
感電しておぼれてしまう危険性があります。
落雷の危険を感じたら、できるだけすぐに浜辺にあがり、避難してださい。
水中では動きが鈍いので、早めに避難しないといけません。
海面に落雷があって、周囲で泳いでいた人が感電したという事故が何件も起こっています。
雷の直撃を受けなくても、落雷の電流で感電すると、人は口から泡を吹いて、痙攣します。
体の自由がきかなくなるため、海水を飲んで、おぼれてしまったり、パニックに陥ったりします。
陸地よりも危険度がより高くなるわけです。
まとめ
山に登っている時は、平地よりも高い場所にいるため被雷する可能性が高くなります。
また、海の中は電流が流れやすいので、広範囲に被雷の可能性が見られます。
どちらにしても、あらかじめ対応策を学んでおく必要があると思います。