今回は、落雷にまつわる話を2つしたいと思います。

1つ目は、落雷が原因で火災が起こる可能性についてです。

2つ目は、落雷をなくす避雷針の話についてです。

落雷に遭って家の中が火事になることは?

住宅の直近に落雷があり、その後、建物の台所のガステーブル付近から出火する場合はあります。

付近の樹木などに落雷し、そのあふれ出た電流が地中を流れることによって、付近の電場が高くなります。

ピカッと光ってドンと言う音がした時に、地面がボーットと青白く光る、いわゆる「プラズマ放電」の状態です。

地面に流れた電流よる被害は、多くは建物の電話器のアースに侵入し、

避雷器を破損させたり、電話器の不通などの被害を起こしたりします。

しかし、たまに、地中に埋められたガス管をこの電流が流れ、建物の台所のガス台へと伝わり、ガス台回りのステンレス板を伝って、コンセントや換気扇の電源に戻る回路を作ります。

一瞬のうちに発生するので、ほとんど偶然に近い、発生経路をとります。

その際にガス管からステンレス板、または、コンセントなどで強いスパークが発生し、台所からの建物火災となります。

事例として多く挙げられるのは、壁のコンセントなどの充電部に放電して、電源へと流れこむことです。

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落雷をなくす避雷針とは?

落雷抑制システムズが開発しているのは、なんと雷を落とさないようにする特殊な避雷針PDCEです。

通常の避雷針代わりに屋上に設置するだけで、直撃雷をほぼ確実に避けられるというから驚きです。

高さ20mに設置すれば、半径100mからの直撃雷を避けることができます。

電線経由で被害が出る誘導雷は防ぐことはできませんが、直撃雷なら可能です。

従来の避雷針は、ビルの上で雷を迎えて発生させ、被雷した放電エネルギーを地面に流し込むといったものです。

一方、同社の場合はマイナスの電気で放電を許さず、落雷を原理上発生させないというものです。

気温が1度上がると落雷が12%増えるそうです。

つまり、地球温暖化も落雷発生に関わりがあると言えそうです。

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まとめ

雷が落ちることで火災が起こる恐れはありますが、まれなケースです。

落雷抑制システムズは、被雷させない特別な避雷針を開発しました。

直撃雷をマイナスの電気で放電させない、特別な処理を行っているそうです。

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