地上よりも身の危険にさらされる可能性がたかいのが山登りなどの高い場所にいる場合です。
登山に出かける前に知っておくと便利な情報を紹介していきます。
また、落雷に遭遇した際の対処法についても説明していきたいと思います。
登山で落雷に遭わない対策は?
次の3つを覚えておきましょう。
まず、雷のエネルギーは先の鋭い形状のものを目がけて降り注ぐ傾向があります。
登山用具のピッケル、トレッキングポールなどは、落雷時には離すようにしましょう。
次に、できるだけ高木の下を通らないことです。
雷は大気中で電気的な安定を図るために、空気に反発しながら突き進んできます。
ですから、物理的に高いところにあるものと引き合おうとすることが多く見られます。
最後に、雷の情報を知るために事前に気象情報を確認しておくことです。
雷注意報が発令されていたら、登山を中止にするようにする決断も大切です。
山の天気は移り変わりが激しく、特に午後から登山する場合は注意が必要です。
登山で雷が落ちた場合の対処法は?
慌てずに近くに山小屋などの身を隠す場所がある場合は、そこへ避難しましょう。
身をかがめて低い体勢をとりながら移動していきます。
数人で登っている場合は、バラバラに逃げるようにしてください。
もし付近に何もない場合は、雷避けの姿勢をとるといくらか安全です。
これはアメリカで推奨されています。
最初に、踵どうしをぴたりと着け、アルファベットのVの字を作ります。
次に、爪先で地面に立ち、体の重みを支えるようにします。
最後に、耳を手でふさぎ頭を低くして雷がおさまるのを待ちましょう。
もし、通電してしまったとしても爪先から爪先までアーチの役割を果たすので、体内への感電を防ぐことができます。
また、爪先という一点においてしか接触しないので、電気が流れる範囲を最小限に食い止めることが可能です。
まとめ
雷情報にはしっかりとアンテナを張り、危険性がある場合はすぐに登山を中止しましょう。
また、雷の性質を理解し、落雷した場合は、適切な行動をとるように心がけましょう。
雷避けのポーズを覚えておくと役に立つことがあるかもしれませんね。