中高年の間で登山が話題に上っているとよく耳にします。
しかし、山の天気は移り変わりが激しく、いろんな情報にアンテナを張っておく必要があります。
そこで今回は山のレジャーと雷との関連について紹介していきたいと思います。
登山の際に雷に注意することは?
先端が尖っているような、トレッキングポール、ピッケル、テントポールなどはザックから出して地面へ置きましょう。
雷は落ちる際に空気に抗いながら突き進み、電気的な安定を少しでも早くために地上へ落ちます。
ですから、雷が落ちやすい形状のものは持ち歩かない方が安全です。
落雷しやすい場所にもしいたら、姿勢を低く保ち、なるべく低い場所に素早く移動してください。
逃げる時は、みんなで固まらずにバラバラで逃げ、合間に、より安全な場所に移りましょう。
近くに山小屋があったら避難し、内部では電気機器、壁から1m離れると安全を確保できます。
稜線にいる場合は、窪地やハイマツ帯の中に逃げこみ身をかがめて、おさまるのを待ちましょう。
テント泊の際に落雷に注意することは?
テントの形状は先端が鋭いものが多く、雷が落ちやすいので注意が必要です。
テントを張った近くに、それ以外の高いものがない場合は、さらに危険度が高くなります。
大気中で発生した雷のエネルギーは高いもの目がけて落ちる傾向が強いからです。
遠くで雷鳴が聞こえているようなら、早めに山小屋へ身を寄せましょう。
避難場所としても使われていますから、雷雨が去るまではそこで待機してください。
雷雲に巻かれてしまった場合は、遅いのですが、しゃがみこんで少し低いところまで下りましょう。
尾根の上にいるのなら、尾根を避けるようにその場を離れます。
ハイマツの下に潜ると雷を避けることができるという言い伝えもあります。
身を隠すものがない場合は、高いものの先端を見上げて45度未満の位置にいると安全と言われています。
まとめ
落雷時に注意が必要なのは、先の形状が尖った登山用具はすぐに地面へ置きましょう。
また、逃げる際は態勢を低くして、バラバラで逃げてください。
テント泊の場合に、雷鳴が聞こえたらすぐに近くの山小屋へ身を隠しましょう。