近年日本でも雷の被害が報告されています。

世界に目を向けると、いったいどんな特徴が見られるのでしょうか?

偏りはないのでしょうか?

この疑問について今回は回答していきたいと思います。

世界で雷が多い国は?

マレーシアです。

首都クアラルンプールの西に位置するセランゴール州の一都市、スバン・ジャヤが有名です。

1年間で353日も雷が発生しており、発生率96.7%とという驚異的な割合を示しています。

気象局の集計によると、2010年から2011年の2年間において、同市で雷が光らなかったのはわずかか35日です。

稲妻発生日の最高記録は1987年の362日と言われています。

マレーシアは赤道に近く、年間を通じて高温多湿な気候のため、雷雨が多発するようです。

特に、4月~5月と、10月~11月は、特に雷雨が多く見られます。

理由は、湿度が高く、風が少ないので、沿岸地区で雷雨が発生しやすい条件が整うからです。

その他に、首都圏の都市開発が進みヒートアイランド現象が一因と考えられています。

日本においても都心でここ数年同じような被害が報告されています。

世界 雷 多い

NASAの世界雷マップに学ぶ!発生が多いのは?少ないのは?

世界で最も発生しているのは、中央アフリカのコンゴ民主共和国です。

この地域は大西洋から吹く湿った空気が山にぶつかり年間を通して雷雨が発生しています。

ついでアメリカ合衆国がランクインしています。

毎年、被雷して数十名の尊い命が奪われ、数億ドルの経済的な損失が出ています。

同国の中でも、フロリダ州は雷が起こりやすい地域です。

大西洋およびメキシコ湾からの海風が上昇気流となり、雷雨を形成していきます。

発生が最も少ないのは、南極大陸です。

雷を発生させるような嵐は寒冷なため形成されず、しかも海洋上では、雷の発生はとても低いと言われています。

スポンサードリンク

まとめ

世界規模で見ると、雷の発生においてこんなにも違いが見られるとは思ってもみませんでした。

マレーシアや米国に仕事や旅行で行く機会のある方は、事前に被雷した際の対策を学んでおきましょう。

スポンサードリンク