日本においても今や乳幼児がスマホを操作できるような時代に突入してきました。
さて、ビジネスツールとしての役割を担っているスマホに、ある危険性が見られることが分かりました。
そこで、今回はスマホと雷をテーマに話していきたいと思います。
スマホに雷が落ちる実験とは?
人民網日本語版によると、2013年に中国中央テレビ局は携帯電話と落雷の関連性についてある実験を行いました。
三体のマネキンに携帯電話を持たせ被雷させる実験で、10回も行われました。
その割合は、通話中のマネキンが5割と最も高く、ついで電源を入れた携帯を持ったものは4割と大差は見られません。
電源を切った状態の携帯を持つマネキンでは、わずか1割と、他の二体と比べて明らかな違いが見られました。
実験の結果から、次のようなことが分かりました。
雷が鳴っている時、他に高いものがない開けた場所で携帯電話を持っていると、とても危険です。
雷がスマホに落ちる事例は?
2013年北京首都国際空港の航空機停止場所で、作業中の男性が被雷する事故が発生したことを銭江晩報が伝えました。
救急センターの職員がすぐに駆け付け治療に当たったものの、助けることはできませんでした。
事故当時、雨は降っておらず、雷が鳴っている状態でした。
落雷の後、その場で倒れこみ、衣服はボロボロになり、そばには携帯電話が落ちていました。
事故と携帯電話の関連性については、解明されていません。
2016年5月16日、それを裏付けるような事件がバングラデシュで起こりました。
モンスーンが近づいてきているので雷雨が発生し、3日間で落雷により59人が亡くなったそうです。
落雷による被害者が増加について、気象専門家のシャー・アラム氏は、
避雷針代わりのヤシなどの高木が伐採されたことや、農作業中に携帯電話などを身につける人が増えたと指摘しています。
まとめ
歩きスマホをしている人をよく見かけますが、落雷時にはすぐに電源を切るようにしましょう。
文明が発達したことによって、このような危険性が生じるとは皮肉なことです。