近年、日本においても雷に打たれて亡くなることが見られるようになってきました。

外国では雷への対策意識が強く、それに比べると日本はまだまだです。

そこで雷にまつわる2つの不思議について紹介したいと思います。

雷が落ちやすいところは?

まず、高い木のそばの近くに立っている時です。

次に、ハイキングや登山などで山頂や尾根にいる場合です。

最後に、野球場や陸上競技場など、周囲に人間以外の高いものが見当たらないような場所です。

3つに共通して言えることは、「高い」ものの近く、あるいは自分よりも高いものがないような場所です。

雷の元となる積乱雲は2つの性質をもった氷の粒でできています。

上の方には電気的に「正」の小さな氷の粒が集まり、下の方には電気的に「負」の大きな粒が集まっています。

磁石と同じく正と負は互いに引き合おうとしますが、空気は電気を遮断する働きをします。

どんどん電気エネルギーは蓄積され、行き場のないそのかたまりは地上へ注ぐ際に、空気に全力でぶつかります。

その時に生じる衝撃音があのゴロゴロという雷鳴です。

地上は電気的にプラスだから、プラスとマイナスの安定をとるためにできるだけ空中に近いところへ雷が落ちます。

つまり、地上よりも高い場所がより落雷が発生しやすいと言えます。

雷 落ちやすい 色

雷の色にはどんなものがあるの?

雷の光は、紫色、赤色、青色などがあります。

実は雷の光そのものの色は白色をしており、外的な要因によって見え方に差が出てしまいます。

空気中で雷が発生すると、窒素分子はヴァイオレットと赤の光を強く放ちます。

すると、これらの色は混ざり合ってに近い色に光り輝いて見えます。

赤色や青色の光が見えるのは、その時の空気の状態に左右されます。

雲の中にある氷や水の粒によって短波の青色は妨げられ、長波の赤色が地上に届くため赤っぽく見えます。

ただし、落雷地点に比較的近ければ青みの強い光を目撃することができます。

スポンサードリンク

まとめ

落雷に遭いやすいのは、高い建物や木のそば、または周りに自分よりも高いものがない場所です。

雷の色に違いが見られるのは、短い光は大気中の障害物によって遮られるため、長い光が地上へ降り注ぐからです。

意外なことばかりで驚きましたが、今後の生活に役立てていきたいと思います。

 

スポンサードリンク