いったい雷の電圧はどれくらいなのでしょう?
一般家庭にたとえて計算をしてみましょう。
落雷にもいろんな種類がありますが、家電に影響を与えるのは誘導雷です。
上の2つに的を絞って話を進めていきたいと思います。
雷の電圧を一般家庭の電気に置き換えて計算するとどうなるの?
雷の電圧は、1億ボルトもあると言われています。
これは100万世帯の家庭の電圧に相当します。
もっと別な方法で計算するとこうなります。
雷のエネルギーをすべて家庭で使用できる電力に換算すれば、約2カ月分の電気代になります。
落雷は0.001秒の間に電気を一気に放電します。
ですから、このエネルギーを使えば一瞬だけ、電球を90億個光らせることができます。
誘導雷ってどうやって起こるの?
雷が落ちると、その周辺にある電線や電話線、アンテナなどに発生する大きな電圧や電流のことです。
誘導雷が電線などを伝って家屋の中へ侵入することで、家電製品に被害をもたらします。
外観は損傷が見られなくても、機器の中の部品が損傷していることがあります。
その影響は数キロ先にまで及ぶとも言われ、近くで雷が鳴ったら、誘導雷の危険性があります。
誘導雷の対策は?
誘導雷の侵入経路となる可能性の高いところに、避雷器を取り付けることで防ぐことができます。
主な侵入経路は、次の4つです。
コンセントなどの電源線、電話回線などの通信線、テレビアンテナ、アース線などです。
まとめ
巨大なエネルギーのかたまりが誘導雷となって迫ってきたら、家電はひとたまりもありません。
誘導雷は、落電によって副次的に生じるものですが、いつどこで起こるか分からないので備えが大切です。
そのため、雷対策専用の機器を取り付けておくと被害を未然に防ぐことができそうですね。