ほとんどの人は雷や花火などの大きな音に驚き、中には怖いと感じる人もいると思います。
しかし、身体症状を伴うような恐怖を感じてしまうとしたらどうでしょう?
実は、「雷・花火恐怖症」というものがあります。
今回は、これについて取り上げ、紹介していきたいと思います。
雷恐怖症って何?
雷に対する恐れのあまり、身体症状が出てしまうことをいいます。
人間にも、動物(特に犬)にも見られます。
この症状の特徴として、次のようなものを挙げることができます。
身震いや汗をかいてしまう、パニックに陥り動悸や吐き気などにおそわれるなど。
では、なぜこのような症状に陥ってしまうのでしょう?想像力が豊かなのが一因であると思われます。
つまり、雷が落ちてしまったイメージを鮮明に具体化して考えてしまうのです。
もしかしたら、雷から連想できるものから大きな音が苦手になってしまったのかもしれません。
雷恐怖症は認知度が低く、当事者にとっては、なかなか理解してもらえない苦しみがあります。
花火恐怖症っていったい何?
文字通り、花火の音を怖がるものです。動物、特に犬に見られることが多いです。
犬がこのような状態に陥ってしまう理由は2つあります。
1つ目は、身を守るための本能が高く備わっているためです。
2つ目は、ずば抜けた聴力をもっているためです。
犬は人間よりも400倍遠くの距離の音を聞き取ることができ、
高音については人間の4、5倍もの音域が聞こえるそうです。
犬にとっては、花火の音というのは、耳元で爆弾が爆発するようなものでしょう。
花火の音を聞いて、次のような行動をとったら「花火恐怖症」かもしれませんね。
その場から脱走しようとする、呼吸が荒くなる、嘔吐するなどです。
まとめ
2つの恐怖症を取り上げましたが、当事者にとってはつらいものでしょう。
少しでも認知度が高くなることを願ってやみません。