被雷した場合に車の中にいた場合と、家の中にいた場合の危険度について紹介していきたいと思います。
危険度だけではなく、どうやったらより安全に防ぐことができるかについても触れていきます。
落雷した場合に、車内は危険なの?
実は、思っている以上に安全です。
なぜなら車の近くに雷が落ちても、あふれ出た電流は車の外側の金属部分を通って地面に逃げます。
ただし、車内に避難する際に注意すべきことがあります。
車の窓をしっかりと閉めておかないと、もし窓が開いていたら、車内へ雷が流れ出てくる可能性が高くなります。
また、ハンドルや窓に手を触れるのも危険なことです。
外側を伝って電流が出ていくので、それをまともに受けてしまうことがあるかもしれません。
ですから、手は膝の上にのせておくようにしてください。
屋外にいる場合は、高い建物、電信柱などから4m以上離れ、足をそろえてしゃがめば比較的安全だと言われています。
ポイントは2つです。
まず、かかとを浮かして空中で合わせるようにしましょう。
次に、足先だけで体重を支えるようにして、そのままお尻を付けずに中腰の姿勢をとってください。
これなら被雷したとしても、被害を最小に食い止めることができます。
落雷した場合に、家の中は危険なの?
場所によっては危険なところもありますが、比較的安全だと言えます。
ただし、雷サージには注意する必要があります。
落電した場所だけではなく、雷の発生した周辺に大きな電圧や電流が発生することを指します。
電線・電話線など外部とつながるケーブルを通して、家電製品などに強い電流が流れ、故障することがあります。
家庭にはブレーカーが備え付けられていますが、雷が落ちた場合の過電圧や過電流には対応していません。
そこで予め簡単にできることが2つあります。
1つ目は、雷警報が出たら電化製品のコンセントを電源から抜くことです。
2つ目は、雷サージ対応タップを使うことをおすすめします。
1、2個口から差し込み口の多い電源タップまで、さまざまなものが売られています。
まとめ
車内は安全だと言えますが、注意しなければならないこともありました。
家の中も安全ですが、電化製品への二次被害対策を講じておく必要があることが分かりました。