落雷は直撃だけではなく、その過剰なエネルギーが家電製品に流れることによって被害がもたらされることもあります。
アパートは鉄筋でできていますが、雷が直撃したりすることはないのでしょうか？
これらの疑問について、今回は回答していきたいと思います。
落雷時の故障！テレビ、インターネット、パソコンにまで！
雷が落ちた際に、家電製品に影響が出るのは、主に2つの原因が考えられます。
まず、誘導雷です。
これは、送電線や通信線の近く、または避雷針などに落雷した場合に、それらの周辺には高電圧が瞬間的に発生します。
そのエネルギーは、2億V、20万Aと尋常ではない大きさです。
それがケーブルやアンテナなどを通じて、家屋の中へ侵入してきます。
雷による電気製品の被害のほとんどがこの誘導雷によるものと考えられています。
逆流雷は、避雷針などの建物の近くに落雷があったときに一時的に地表の電位が急上昇し、
これが逆にアースから機器に入り込んでしまうことを言います。
家電製品の外側は損傷が見られなくても、機器の中の部品に見られることがあります。
落雷時にアパートにいた場合は？
マンションやアパート、戸建て住宅などに落ちた場合、雷のエネルギーは外壁などの構造材を伝ってきます。
そのため、壁や柱から１m～２ｍほど離れていれば安全です。
水道管、ガス管などを通過する場合もありますので、洗面所や浴室、台所は使わないようにしてください。
もしシャワーなどを浴びていた場合は、すぐに浴室から出て、乾いたタオルで体をふきましょう。
窓が開いたままになっていた場合は、とても危険ですから雷の音がしたらすぐに閉めましょう。
できれば、家の端っこよりも中心にいた方がよいですが、電灯の下などで避難するのはやめましょう。
過去に家の中央に避難していたものの、電灯に流れた電流によって被害に遭った方がいます。
アパートの１階と２階における落雷の差は、あまり見られません。
まとめ
落雷時に、家電製品が故障してしまう理由が2つあることが分かりました。
見た目には傷がなくても、内部が損傷している場合もあるので、しっかりと確認をしましょう。
アパートで生活をしていて、雷が落ちた場合は、中央にいるようにして、窓はしっかりと閉めておきましょう。
