「地震・雷・火事・オヤジ」と怖いものの代名詞として語られてきたのは、もう昔のこと。

これらの中から2つを取り出して、その関連性について調べたいと思います。

特に遭いたくないもの、地震と雷について日本地震予知協会の情報をもとに紹介していきます。

雷と地震の関係性はあるの?

日本地震予知協会の佐々木洋治氏は、雷の増加は巨大災害の前触れだという指摘しています。

積乱雲が発生し、雷が活発に発生するということは、地殻に地震エネルギーが貯えられていることを示しています。

地震は電磁波の量と相関性があるという説があり、これは台風・雷雲などの気象にも影響を与えると考えられています。

つまり、地震が発生する前には、雷などの気象災害が前兆として発生すると言えます。

これらの関連研究は、実は’23年の関東大震災直後から、すでに進められていました。

物理学者の寺田寅彦博士も、震災後に雷と地震の因果関係を探る研究論文「地震と雷」を発表しています。

雷発生日数と過去の大地震との関係を調べてみると、両者の間に関連性が見られます。

地震 雷 関係

まず、関東大震災が発生する前の月、8月の東京における雷発生日数は8日と記録が残っています。

8月の平均発生日数は2.5日であり、雷の発生が3倍にも膨れ上がっていることを示しています。

また、’95年に起こった阪神大震災の直前の神戸市でも雷が多く目撃されています。

地震発生の前の年、’94年は、雷発生日が年間で18日も記録されています。

さらに4ヵ月前の9月には8回の雷発生日があり、これも平均1、2回という例年に比べれば群を抜いていると言えます。

こうした地震と雷の相関性は、最近ロシアなどでも注目を集めているそうです。

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まとめ

地震が起こる前は、雷などの災害が起こると日本地震予知協会の佐々木氏は指摘しています。

確かに、大地震の起こった年とその前年の雷発生回数には大きな特徴が見られました。

この分野についての研究が進み、少しでも地震の被害を防ぐことに繋がればいいですね。

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