雷の発生時期や時間帯などに特徴があれば、それをアウトドアの際の参考にされてみてはいかがでしょう。

そこで今回は、発生する雷の多い季節について話を進めていきたいと思います。

雷が多い季節は?

気象庁のホームページを参考にして紹介していきたいと思います。

雷監視システムによると、雷は季節を問わずに発生しています。

6月から8月にかけては、関東や中部、近畿地方を中心とした広い範囲で多く見られます。

これは、一年における総検知数のほとんどを占めています。

これに対して、12月から2月にかけては、日本海沿岸で相対的に発生件数が多いと言えます。

夏の雷と冬の雷について時刻ごとの検知数を比べてみると、興味深いことが分かりました。

夏は午後から夕方にかけて、はっきりとした落雷の発生しやすい時間が存在しています。

冬は昼夜を問わず雷が発生しており、時刻による特徴は観察されません。

これは、夏の雷と冬の雷では、発生するしくみが違うためです。

雷 多い 季節 時期

発生時期にまつわる雷の特徴は?

気象庁のデータによれば、05年~11年の間に気象官署から報告のあった落雷害の数は、932件でした。

落雷害のうち約3割(282件)は、8月の時期に突出しています。

また、発生した地域における特徴を見ると、太平洋側で約6割、日本海側で約4割です。

月別に見ると、4月~10月は太平洋側で多く、11月~3月は日本海側で多いことが確認できます。

日中の強い日射によって暖められた地表近くの空気が上昇し、そびえ立つ積乱雲となって夏の雷を発生させます。

ですから夏場は、広い範囲に発生し、長い間続いて放出される特徴が見られます。

一方、冬に日本海側で多く発生する雷は、大陸から吹き出してきた寒気が日本海で暖められて生じる積乱雲によります。

冬の雷は、夏に比べて放電の数は少ないものの、一度あたりの雷の電気量が多いのが大きな特徴です。

そのため落雷すると多大な損害をもたらすと言われています。

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まとめ

雷にも季節によっていろんな特徴があり、意外だったのでとても驚きました。

夏の雷は太平洋側に多く、冬の雷は日本海側に多いことが分かりました。

これらの情報を参考に夏や冬のレジャーを楽しんでください。

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