登山中に恐ろしいのは、落雷に遭うことです。
山登りを趣味にしている方も多いと聞きますが、どんなことに注意したら良いのでしょうか?
今回は、雷と登山にまつわる話を紹介していきます。
登山の際に雷への注意は?
登山をする際に、4月から10月の間に雷に注意する必要があります。
特に積乱雲が発達しやすい夏の時期の登山はしっかりと注意してください。
夏の登山はなるべく朝早く出発し、事前に山小屋の位置や気象情報を確認しておきましょう。
なぜなら夏の夕刻に落ちる雷は、同じ時間に起こることが多いからです。
雷注意報が出ている場合は、登山を中止する決断も大切です。
雷が落ちやすい場所として知られているのは、次のような場所です。
山の頂や尾根などの周囲よりも高いところにいる場合は、落ちる危険性が高くなります。
また、川原のような開けたところでは、あなた自身が高いものになってしまうので、これも危険な状態になります。
登山時の落雷への対策は?
登山の際に雷に出合ったら、山頂や尾根など高い所から離れて山小屋などへ移動しましょう。
山小屋などがない場合は、尾根筋には出ないようにし高い木などから離れ、窪地で姿勢を低くし遠ざかるのを待ちます。むや
みやたらに動き回らないようにし、天候が落ち着いてから安全な場所に避難するために移動してください。
標高の高い地点は、雲の下部がマイナス極、地球の表面(地面)がプラス極となります。
雲と大地の間が狭く、大規模な放電現象が起きやすく、放電は、濡れた岩や通路に沿って起こる可能性もあります。
事前にできる対策として、先端の尖ったような登山用具などは手から離すようにしてください。
雷は、先端の形状が鋭いものへ落ちる傾向が高いからです。
まとめ
春から秋にかけて、特に夏場は雷が発生しやすいと言われています。
事前に山小屋の位置や天候の情報などをしっかりとチェックすることが大切です。
もし、落雷に遭遇したら、身をかがめ通り過ぎるのを待ちましょう。
また、先端の鋭い登山用具などは落雷の危険性が高くなりますので、その場に置いてください。