「電気」・「静電気」・「プラズマ」、どれもこれも聞き覚えのある言葉です。
これらの言葉の違いが分かりますか?いったいどんな違いがあるのでしょう?
今回は、これら3つの言葉の違いについて紹介していきます。
電気ってどんなことを意味しているの?
電気とは、+の電気や-の電気の移動や相互作用によって発生するさまざまな物理現象の総称です。
雷、静電気といった簡単な認識可能な現象も見られますが、電磁場や電磁誘導といったあまり日常的になじみのない概念も含まれています。
つまり、一番大きな概念を表す言葉だと言えそうです。
静電気ってどんなことを意味するの?
物質は、少なからずプラスとマイナスの電気を帯びています。
異なる物質どうしをこすったり、触れ合わせたりしたりした際に生じる電気を「静電気」と呼びます。
ある物質が帯びているマイナスの電気がもう一方の物質へと移動することで、物体に電気がたまる現象と言えます。
プラズマってどんなことを意味するの?
プラズマは、ある一定の電気量の粒子を含む気体のことを意味します。
プラズマとは現象ではなく、荷電粒子(電気を含む粒子)を含む状態のことを表します。
また、多数の自由電子があるため電流がとても流れやすいという特徴を持っています。
気体の温度が上昇すると気体の分子は離れて原子になります。
さらに温度が上がると原子核の周りを回っていた電子が原子から離れて、正イオンと電子に電離します。
そして電離によって生じた荷電粒子を含む気体へと変化します。
これがプラズマの正体です。
まとめ
聞き覚えのある言葉ばかりでしたが、こんなにも意味の違いがあったとは全く知りませんでした。
身近な用語ほど正確に調べて使っていかなければならないと改めて感じました。