「カミナリ」を芸名として使用している茨城県出身の芸人さんがいることを知っていますか?

芸名につけるくらいですから、茨城県民にとってはそれほど身近なことなのでしょう。

そこで今回は、茨城県を雷という観点から探っていきたいと思います。

茨城県にまつわる「雷」の秘密について調べてみたら、意外な発見が!

茨城県は、栃木県、群馬県と並んで、「雷銀座」と称されるほど雷が多いことで知られています。

一体なぜ雷の発生が、茨城県で多いのでしょうか?また、雷と神社との不思議な関係性が見られます。

茨城 雷 多い

茨城県に雷が発生することが多い理由は?

「雷銀座」と称される北関東の地域は、山裾を流れる利根川に沿って雷の通り道があると言われています。栃木県や群馬県の方が発生する回数は多いですが、他の県と比べるとやはり多いことが分かります。

数千メートルにもおよぶ山々が暖められた空気を上昇させ、気流を起こすと、やがて雷雲が形成されます。雷雲は高い山などを避けるように谷を沿って移動し、地形の特性からよく通る場所ができてしまうようです。

西から東へ連なる山間地が遮るため、雷雲の逃げ場は利根川の流れに沿うようにして移動していきます。ですから、茨城県では県西部において雷の発生が多いと言われています。

茨城県を含む関東地方に、雷を祀る神社が多いのは?

雷を祀る神社はいくつかありますが、「雷神社」・「雷電神社」・「別雷神社」などです。

古くは、「神鳴り」とも表記され、文字通り「神が鳴らすもの」として考えられていたようです。

稲穂は雷光を浴びることで実ると考えられ、雷を稲と関連付けて、「稲妻」(いなづま)と呼ばれるようになったと言われています。これらのように昔から雷は、人々の信仰とも関わりが見られました。

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茨城県内には、なんと雷を祀っている神社が20社も存在しています。雷を祀る神社と雷日数の多いところに相関はあるのかを調べた人がいます。それによると、雷が頻繁に発生しているところには、雷を祀る神社の密度がおおむね高いことが分かったそうです。

まとめ

茨城県で雷が発生しやすいのは、高い山々に遮られた雷雲が大きな川の流れに沿って移動するためです。

昔から雷がこの地域に多かったことを示すように、県内には雷を祀る神社が20社も存在しています。

現代に生きる私たちよりも、昔の人々は自然現象に対する畏怖の念をもっと身近に感じていたのでしょう。

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