フランクリン・ジャパンによると、都内で起こった落雷件数のベスト3は次の通りです。

第3位は立川市、第2位は西東京市、そして第1位は練馬区となっています。

では、なぜ練馬区で落雷の件数が多いのか、その謎に迫りたいと思います。

都内で練馬区が雷の発生が多いのは、なぜ?

同じ東京の中でも頻発するところとそうでないところがあり、なぜ練馬区で発生することが多いのでしょう?

そこで今回は、練馬区と雷をテーマにして話していきたいと思います。

練馬 雷 多い

練馬区で雷が発生することが多い理由は?

武蔵野台地に抱かれた多摩地区は、夏場は1日の最高気温が30度以上、最低気温が25度を超す日が20世紀後半から増えています。

練馬区には、気温上昇を招きやすい内陸部にあり、ヒートアイランド現象によって発生した高い温度の空気が風で運ばれてきます。

季節風によって練馬区、埼玉県などに運ばれてきますが、都心の高層ビル群にぶつかり、その手前で上昇気流が発生します。

その上昇気流の中でしだいに雷雲が形成されるため、練馬区は都内でも比較的、雷の発生が多いと言えます。

また、近年は雷だけではなく、ゲリラ豪雨による被害が多発しているため、その対策工事も行われています。

練馬区で雷が発生する時期は、いつ?特徴は?

東洋大学板倉キャンパスで開かれる学祭は、「雷祭」と呼ばれており、いかに練馬区と関係が深いかを知ることができます。

夏に南東から吹いてくる季節風が関係していますから、練馬区に発生する雷は「夏」の時期に見られます。

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発生時の電気エネルギーは、それほど大きくはありませんが、1度起こると数日続くことが見られるのが大きな特徴です。

また、雷が鳴った直後に、いわゆるゲリラ豪雨と呼ばれる、短時間で激しい雨が降ることもあり、注意が必要です。

練馬区では河川の氾濫について、2つの段階に分けて警報を鳴らしています。

まとめ

練馬区で雷が多いのは、気温上昇を招きやすい地理的な特性と、都市の高層建造物によって上向きの風が発生することがきっかけです。

発生する時期は夏が多く、雷とともに局所的な集中豪雨をもたらすこともあります。

自分が暮らしている街の特徴を踏まえて、緊急対策を行っておくことは大切ですね。

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