福岡県高校野球連盟は、落雷事故を防止するため、今年から、すべての球場に雷探知機を置くことを決めたそうです。
これほどの対策を行わないといけないほど、雷の発生数が多いのでしょうか?
そこで今回は、福岡県と雷をテーマにして話していきたいと思います。
福岡県を「雷」という視点で見つめてみよう!発生は多いの?地名は?
古来は日本の玄関口として、今は九州の玄関口として有名な福岡県を「雷」をキーワードにして調べてみたいと思います。
一体、どんなビックリするようなことが起こるか、ご期待ください。
福岡県で雷の発生は多いの?
気象庁の情報によれば、福岡県の年間雷日数は24.7日と多く、夏に雷の発生が見られることが分かります。日中の強い太陽光によって暖められた地表付近の空気が上昇し、積乱雲となって雷が生じます。
夏の雷は、広い範囲に発生し長い時間にわたって続く傾向があります。また午後から夕方にかけての時間帯が雷の発生するピークと言われています。
ある研究結果によると、20世紀前半と後半で比べた場合、後半の方は雷日数が約2日も増えているそうです。しかしながら、なぜ雷日数が増加しているのかは判明していません。
「雷」と福岡の地名の関係について
福岡県前原市と佐賀県佐賀市を分けるようにそびえたつ、ある山があります。 その名も雷山(らいざん)といい、頂上には雷神社(いかづちじんじゃ)の上宮が祀られています。
古くから雷神社では、雨乞いの祈祷を行っていたことが分かっています。かつては、山全体が雷神のご神体と考えられており、 それゆえ「雷山」と称されるようになったそうです。
この他に、雷山神籠石(らいざんこうごういし)、雷山川(らいざんがわ)などを確認することができます。地元では、雷山に雲がかかると雨が降るという逸話も残されています。
そして、なんと明治時代までは「雷山村(らいざんむら)」が存在していましたが、昭和に前原町へと吸収合併されました。それほど雷と関わりの深い土地だということがお分かりいただけると思います。
まとめ
福岡県で雷が発生するのは夏、しかも午後からが多く、1度だけではなく何度も続くのが特徴です。
雷山などの地名が残されており、古来より雷との関連が深かったことをうかがわせます。
意外にも雷にちなんだ地名が存在しており、改めて歴史の大切さを感じました。