雷は地震の前兆ということを耳にしたことはありませんか?
雷と地震が発生する両者の間に、何か因果関係はあるのでしょうか?
今回は、これをテーマにお話を進めていきたいと思います。
雷と地震の因果関係について
日本地震予知協会の佐々木洋治氏の説明をここに引用します。
あくまでも仮説なので、証明されたわけではありませんが、雷と地震との関連性を考えるうえで大きな参考になると思います。
「積乱雲が発生し、雷が活発に発生するということは、地殻に地震エネルギーが貯えられていることを示しています。」
「地震の発生は、太陽から供給される電磁波の量と相関性があるという説があります。
この電磁波は、台風・雷雲などの気象にも大きな影響を及ぼすのです。
つまり、地震が発生する直前には、雷などの気象災害が“前兆”として発生するということができます。」
大地震の前に雷が多発しているのだろうか?
関東大震災が起こる前の月、東京において雷が発生した日数は8日と記録されています。
8月の平均発生日数は、2.5日であり、この記録はいまだ破られていません。
阪神大震災の起こる直前、神戸市において雷が多発していたそうです。
また、その4か月前には、月に8回もの雷が発生しました。
さらに、地震が発生する前の年は、雷が発生した日が年間で18日も記録されていました。
地震が多いからといって、むやみに騒ぎ立てるのは良くないですが、もしかしたら、何らかの相関はあるのかもしれませんね。
まとめ
雷と地震の因果関係については、科学的な裏付けが乏しいことが難点と言えます。
しかし、雷と地震の関連性については、まだはっきりとしないこともありますが、
少なくとも、自然からの警告として心にとめて置いたほうがいいと思います。
備えあれば患いなし、防災グッズを購入されてはどうでしょう。