何の前触れもなく突然、自分の身にふりかかる自然現象の1つが雷です。
いったいどれくらいの確率で被雷するのでしょう?
また、家の中にいても揺れを感じるのはなぜでしょう?
今回はこの2つの疑問へ回答していきたいと思います。
雷が落ちる確率は?家の中には?
私たちが日常体感する自然現象の中で、恐ろしい部類に入れることができるのが雷です。
その雷に打たれる確率ですが、1/1,000万と言われています。
この確率はジャンボ宝くじの1等に当選する確率と変わりありません。
しかし、いくら確率が低いからと言ってもその落雷にあわない可能性がゼロという意味ではありません。
雷に打たれた際に死亡してしまう人数は8割にも上ります。
被雷した場合、とても死亡率が高く危険であることは一目瞭然です。
落雷による死亡事故は、日本国内でも発生しています。
雷のもとになる雲の範囲はとても大きく10㎞にも及びます。
ですから、10㎞先で雷の存在が確認できたら、今あなたがいる場所にも雷が落ちるおそれは考えられます。
さて、家の中に落ちる確率ですが、 家の周りの環境により大きく異なってきます。
家の近くに、見上げるような高い建物などがあれば雷が落ちる可能性は低いです。
雷は周囲と比べて高いところへ落ちる性質があるからです。
しかし、家の周りに高いなどがないような一軒家だと落雷の危険性は高くなります。
周辺の環境がそのような状況ならば、避雷針を設置しましょう。
雷が落ちると家の中が揺れるのは?
雷を形成する雲の中では、激しい気流のうねりに合わせて、氷や水滴も移動しています。
それらの作用によって、雲の上部と下部がこすれ合うことで電気を帯びます。
つまり、雲の上部が陽極なら、下部は陰極ということです。
このとき、地上までの距離は、雲の下側の方が近いです。
雲の下側が陰極であるなら地上は陽極に帯電します。
落雷は、雲の中を飛び飛びで伸び、やがて、上空と地上から稲光の原型が動き始めます。
その中で、上空の雲から繋がったものが、落雷となります。
一度、雲と地上が稲妻と繋がれば、電気の通路となり、上空と地上を何度も行き来します。
この時、雷は空気に抵抗するときに凄い衝撃を生みます。
その力によって、家の中にいたとしても揺れを感じてしまうことがあります。
まとめ
被雷する確率はとても低いことが分かりました。
しかし、万が一に備えて対処法を知っておくと困ることはありませんね。
雷によって生じる衝撃で家が揺れるとは、とてもいがいでした。