小・中学生の頃に、理科の授業で電圧や電流について耳にしたことがあると思います。
電流はさらに2つに分けることができ、直流と交流があります。
雷の電圧はいくらくらいでしょう?雷の電流は直流と交流のどちらでしょう?
この2つの疑問について回答していきたいと思います。
雷の電圧と電流はどれくらいなの?
な、な、なんと雷の電圧は1億ボルトです!
まったく想像もつきませんよね。
家庭用の電圧は通常100ボルトです。
具体的に言えば、100万戸分の家庭の電圧と同じです。
つまり、一般家庭の電圧の100万倍ということです。
雷の電流は1000アンペアから20万アンペアと言われています。
家庭用の最大契約は60アンペアですから、約20倍から約3,000倍にもなります。
これを自然エネル―ギ―として利用できればいいですが、現在の技術では難しいようです。
雷の電流は、直流、それとも交流?
直流電流、いわゆる直流は、電圧の値と向きが一定なものをいいます。
理科の実験で使った乾電池などがこれにあたります。
これに対し、交流電流、いわゆる交流は電圧の値が周期的に変化するものを指していいます。
家庭に流れている電流がその好例と言えます。
では、雷によってもたらされる電流はいったいどちらでしょう?
答えは、あえて分けるとすれば直流です。
雲の下の部分にはプラスの氷の粒が蓄積しており、地面はマイナスの役割を果たします。
正確には直流と交流に分類できない、パルス(短時間の振動現象)と呼ばれるものになるそうです。
まとめ
雷は100万世帯を賄えるほどの電圧を要し、最大で3000戸分の電流をもっています。
雷の電流は、あえて分ければ直流といえますが、正確には静電気のようなものでパルスと分類されます。