雷といえば夏の風物詩のようなものとなっています。

しかし、天気は良いのに雷が落ちることが多く見られるそうです。

そこで今回は、晴れの日と雷の関連性について紹介していきたいと思います。

晴れなのに雷が鳴るのは?

夏の暑い日、地上は太陽からの厳しい日差しによって熱せられます。

地上付近の空気は暖かくなり、それが上昇気流となって上空で積乱雲をどんどん発達させます。

その積乱雲がどんどん発達していくと、雲の中で飽和状態となった時、豪雨となって地上に落ちてきます。

朝から夕方まで強い日差しが照りつけ、日中どんどん積乱雲が広がり、最大になるのが夕方です。

夕立などのゲリラ豪雨は局地的ですので、雷が鳴って豪雨が降っているのに、近くでは晴れていることがあります。

晴れているのに雷が鳴っているのは、ゲリラ豪雨のサインです。

これから数分後には急に豪雨になるおそれがありますので、雷や停電、激しい雨に注意してください。

晴れ 雷 危ない

晴れているのに雷は、危ない!

2014年愛知県内の某高校の野球部の生徒が落雷に遭い、亡くなるという事故が起こりました。

雨が降ったので試合を一時中断し、晴れ間が出てきたので再開したところ、マウンド上の投手が被雷しました。

試合再開時は遠くで雷鳴が聞こえた約10秒後、ドーンという音とともに稲妻が走り、投手はその場に倒れ込みました。

愛知県の北部は当時、局地的に発達した雨雲がかかり、大気が不安定な状態で、雷注意報が出ていました。

野球場のような開けた場所で、しかもマウンドは周囲よりも高い場所にあります。

雷は金属類に落ちるのではなく、高い位置にあるものを対象にします。

ですから、この場においてマウンドにいた投手が最も危険な場所にいたと言えます。

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まとめ

晴れ間が出ているのに、雷鳴が聞こえる場合は、局地的な大雨となるおそれがあるので注意しましょう。

野球場や陸上競技場などの開けた場所では、人が最も高い目標物になってしまうことがあります。

ですから、天気予報や雷注意報をしっかりとチェックしておきましょう。

 

 

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