犬や猫をペットとして飼われている方は、経験があると思います。
どうしてあんなにも雷の音を恐れるのでしょうか?
また、いつも耳を立てていて、聴力の良さそうなウサギはどうでしょうか?
これら2つについて、紹介していきたいと思います。
犬や猫が雷を怖がる理由と対処法は?
犬も猫もそれぞれ雷に恐怖感を抱くようです。
両者に共通して言えることは、どちらも人間よりも広範囲の音を拾うことができるからです。
犬は人間の数百倍の音を聞き分ける能力を持っています。
猫の耳は円錐形をしており、あらゆる角度から音を集めることができます。
また、猫の耳の周辺には感覚神経が集中しており、音のする方向に耳が向く仕組みになっています。
ですから、犬の耳にも、猫の耳にも雷の音は爆弾が爆発したような音に聞こえてしまいます。
雷が落ちると犬は身をかがめたり、物の陰に隠れたり、猫は耳を塞いだりして何とか音が聞こえるのを防ごうとします。
我が家で飼っていた犬は、雷が鳴るたびに頭を低くして尻尾を丸めて、ガタガタ震えていました。
そんな時に、おすすめの対応策が2つあります。
1つは、毛布やタオルなどで犬や猫を包んであげると安心感を得られることが、米国の研究者により分かっています。
もう1つは、飼い主が怖がっている犬や猫のそばにいてあげることです。
うさぎは雷を怖がるの?
うさぎを飼育している方の話によると、個体差はあると思いますが、雷を怖がるようなことは見られないそうです。
耳が長いから耳が良いイメージがありました。
野生では、肉食の動物の足音を遠くから聞き取れる能力が必要です。
そのため、より低い音を聴き取るために、長い耳があるのではないかと考えられます。
それに耳が大きくてもあまり普段は油断していて、耳を立てるようなことはありません。
また、仲間の足音や地面を後ろ足で叩く音にはとても敏感です。
うさぎが苦手な音として、雷やバイクのような音、人が起こっているような低い音などが挙げられます。
しかし、それよりも魚や肉などの油はねの音に敏感に反応します。
まとめ
犬も猫も、ヒトよりも可聴域が広いために雷の音がストレスとして感じられることが分かりました。
意外とうさぎは、犬や猫のように雷の音を恐れることはないようです。