子どもの頃に、こんな疑問をもったことはありませんか?
雷はなぜ落ちるのだろう?
雷が落ちるとなぜ停電するのだろう?
これら2つの疑問について、少しずつ説明していきたいと思います。
雷はなぜ落ちるのだろう?
雷雲の中では、下敷きで髪の毛をこすったような状態が長く続いています。
これよりももっと激しいです。
雲の上部には細かい氷の粒が電気的にプラスの性質をもち、雲の下部には大きな氷の粒が電気的にマイナスの性質をもち存在しています。
プラスとマイナスは引き合おうとしますが、空気は電気を通しません。
プラスとマイナスのエネルギーは、どんどん膨らんでいき、はち切れそうになります。
地上は上空に比べると電気的にプラスです。
そこへ向けて、いよいよ耐えきれなくなった電気エネルギーのかたまりが落ちてきます。
つまり、雲が電気的なバランスをとるために地上へ雷は落ちてくるのです。
ちなみに、直線的な落下でなく、ギザギザに落ちてくるのは空気に抗いながら進んでくるためです。
雷が落ちるとなぜ停電するのだろう?
雷による停電は、過剰な電気エネルギーが生じることが原因で起こります。
たとえば、電柱などに雷が直撃し、設備が耐えられないほどの巨大な電気エネルギーが流れた場合です。
電柱上の変圧器を守るヒューズが切れたり、変圧器やスイッチが故障したりするため、
電気を送ることができなくなり停電してしまいます。
まとめ
雷が地上へ落ちるのは、電気的に不安定な状態を解消するためだということが分かりました。
雷が落ちると停電するのは、落電によってもたらされる設備の故障などが原因でした。
子どもの頃に抱いていた疑問って、いざ思い返すと答えに窮してしまいます。
もしもの時に備えておくと安全ですね。