今回は雷がもたらす美しい光景について紹介したいと思います。
1つは、ギネスにも認定されたカタトゥンボ雷についてです。
もう1つは、火山雷が織りなす美しい光景についてです。
世界の絶景!カタトゥンボ雷とは?
ベネズエラの西部スリア州カタトゥンボ川の河口のみで見られる不思議な現象です。
特定の限られた地域に集中的に雷が落ちることで有名です。
世界で最も稲妻が多い場所として、2014年にギネス世界記録に認定されました。
ベネズエラ国営通信(ABN)によると、同地で観測される雷は異常な数としています。
推計で1分間に18〜60回、最大で1時間に3600本にもなります。
これを1年間に換算すると、120万回もの雷が落ちていることになります。
1回の閃光で放出される電気エネルギー量は電球1億個分にも上るそうです。
ここマラカイボ湖カタツンボ川河口で雷光が走る現象は、大航海時代から知られていたそうです。
「マラカイボの灯台」、「Catatumbo Lightening」などの呼称が残されています。
英語表記から分かるように、稲妻なので、ゴロゴロという音はなく無音であるといことです。
世界の噴火がもたらす絶景!火山雷とは?
ネットで検索をかけると、いろんな種類の火山雷の画像を見ることができます。
どれもこれも恐ろしくも幻想的で美しい光景です。
火山雷とは、火山の噴火によってもたらされる雷のことを指します。
これは火山という条件上とても近づきにくい条件で発生するため、詳しい観測は難しいと言われています。
火山雷が発生する仕組みにも触れてみましょう。
世界的に有名な科学誌『Science』によると、
「発生した噴煙の中で、岩の破片、火山灰、細かい氷の粒がぶつかり合うことで生じる静電気」が原因となるそうです。
火山が噴火することで、ものすごい摩擦力が発生しているということです。
しかも、通常の雷とは異なり、岩などがこすれ合って静電気が生じているので、巨大なエネルギーが生まれます。
まとめ
古くから稲妻が走る場所としてカタトゥンボ雷が知られていたとは、意外でびっくりしました。
まさかこれほど雷が落ちているとは、まったく夢にも思いませんでした。
火山雷は自然が作り上げる芸術的な現象だと思います。