雷って実は、家庭にあるものを使って発生させることができるんです。
夏休みの自由研究に持ってこいの実験です!
「圧電素子」を使って雷を起こすことができる仕組みを紹介したいと思います。
「圧電素子」って何なの?
圧電素子には、圧力を加えるとそれに比例した分だけ表面に電圧が生じる作用があります。
これを利用して数千ボルトもの電圧を発生させ、雷を作る実験を行います。
人工雷を作る際に、圧電素子は電球に電流を通す役割を果たしてくれるのです。
雷を人工的に作るのに必要なものは?手順は?
材料は使用済みのライター(カチッと音がするタイプのもの)、透明な白熱電球、セロハンテープです。
道具はニッパーを使うのみです。
使用済みのライターを分解し、長方形の部品に導線がついたもの(圧電素子)を取り出してください。
次に、その導線の被膜を先端から0.5センチくらい、ニッパーではがします。
そして、圧電素子の導線を透明な白熱電球につなぎ、そこをセロハンテープでしっかりと固定します。
最後に、部屋を暗くして片手で電球を持ち、圧電素子を手で押すと雷が発生します。
電球の金属部分に触れないように、注意してください。
どういう仕組みで人工的に雷を起こすことができるの?
厳密には自然界の雷と発生方法は異なりますが、圧電素子を使って小さな力で、大きな静電気を生み出します。
逃げ場を失った静電気はやがて音を立てて放出されます。
これが人工雷の正体です。
まとめ
ライターにそんなハイテクな技術が使われていたとは、まったく知りませんでした。
圧電素子を使えば少ない力で、多くの電圧を得ることができますね。
雷の発生の仕組みを理解するうえで分かりやすいかもしれません。
ぜひ夏休みなどに親子でチャレンジしてみてください。