雷が落ちた後に、駐車場の車のアラームが鳴った経験はありませんか?
いったいなぜこんなことが起こるのでしょう?
また、雷の情報をいち早く知ることはできないのでしょうか?
雷にまつわる警報音や警戒対策について、今回は紹介していきたいと思います。
雷が鳴った後に、車の警報音が鳴るのはなぜ?
雷がその車に直撃した可能性は低いです。
雷に直撃されたのではなく近くの落雷が引き起こす電磁誘導によるサージで異常電流が流れブザーが鳴ったのでしょう。
サージとは、雷によって発生する一次的な過電圧および過電流の状態をいいます
あるいは、近くに落雷の地点があり、そこに雷の轟音で車体が揺れて警報音が鳴っているとも考えられます。
別の言い方をすれば、警報音音が鳴るのは感度設定が高いとも言えます。
音は空気中を振動が漂って伝わりますから、振動センサーは反応します。
近くで落雷があったとき何回か駐車場でいっせいに警報音が鳴っているのを耳にした人もいるそうです。
ちなみに、車に落電させる実験を行うと、タイヤに一本の白っぽいスジができます。
しかし、その部分が破損でもしない限り、どこに落ちたか場所の特定は簡単にはできません。
車内でも分かる落雷アラームって何?
株式会社ウェザーニュース(所在地:東京都港区)は、携帯電話サイト上で、新たな試みを開始しました。
提供中の「雷雨センター」に伴うサービスとして、「落雷アラーム」・「雷お知らせメール」を始めました。
その内容は、雷の情報を得たい地点を登録することで、その情報を携帯電話のメールで受け取ることができるものです。
一年を通して落雷による被害は後を絶ちませんが、特に夏場は雷が落ちる件数が増える最大の時期です。
海で泳いでいて、サーフィンに興じていて、テニスや野球などに興じていて、落雷による事故も起こっています。
雷による事故を避けるには、周りの落雷状況を把握し、その兆候がある場合はただちに避難することが先決です。
新たなサービスは外出先からでも把握できるので、情報ツールの1つとして活用することができます。
まとめ
雷が近くでなった場合に、車の警報音が鳴るのは直撃したからではなく、2つの可能性が考えられます。
1つは、異常な電圧や電流により、警報音が鳴ったと思われます。
もう1つは、落雷の振動により警報器が反応したためだと考えられます。
車に乗っていても事前に登録を済ませて置けば、雷に関する情報を知らせてくれるサービスも始まっています。