雷の恐ろしさは、いつ、どこで、誰が、どんな状況で落雷に遭うのか予測できないことです。
それは運転中も例外ではありません。
運転中に落雷に打たれることは、まれですが、今回はそのレアなケースについて話していきたいと思います。
車の運転をしている時に、落雷を受けてしまったら?
大丈夫です、まかり間違っても雷の電気があなたの体を通ることはありません。
落ちた雷は車のボディの表面を伝い、地面へと流れていきます。
念のために身につけている金属製の装飾品などは取り外すようにすると、さらに安全です。
しかし運転中に落雷に遭うと電子回路の部品が壊れ、誤操作を起こす可能性があります。
また、強い光と大音響のため運転を誤るおそれもあるので、周りの状況を確認しながら路肩などに車を停車しましょう。
その際、雷がおさまるまで車の中で待機していてください。
運転席や助手席でも大丈夫ですが、雷は車の外側の部分を伝って流れていきます。
ですから、外側に近いところはなるべく避け、車内の中央で待ちましょう。
車の窓を開けて運転をしている時に、雷が落ちたら?
車内へ電気が流れる可能性が大いに考えられます。
もし、金属製のピアスや腕時計などを身につけて運転していたら、なおのことです。
そういったものは、すぐに取り外してください。
通電する確率を自ら高めてしまうことになりかねません。
すぐに窓を閉めて、広い安全な場所に駐車し、雷がおさまるのを待ちましょう。
周りに大きな木がある場合は、その木の根元から最低でも5m以上は離れて、駐車するようにしましょう。
なぜなら、大きな木など背の高いものに雷は落ちやすい性質があり、あふれ出た電気によって被害に遭わないためです。
もともと屋根のないオープンカーは言うまでもなく、落雷の際は危険にさらされてしまいます。
まとめ
雨雲が出ている時に窓を開けて運転することはないとは思いますが、窓を閉めるようにしましょう。
雷に打たれても、車内へ電気が通ることはほとんどありません。
動転せずに、安全な場所へ車を移動させましょう。