こんなことは誰も想像したくはありませんが、もし、雷に打たれたらどうなってしまうのでしょうか?
また、人が雷に打たれる確率はどれくらいでしょうか?
今回は、これらの観点から話を進めていきたいと思います。
雷に打たれるとどうなってしまうの?
落雷による通電がもたらす人体における損傷を、「雷撃傷」といいます。
皮膚・内臓の熱傷、不整脈(心停止)、呼吸停止を起こします。
雷が落ちるときは、高い電圧ですから、数メートル吹き飛ばされることもあります。
「電撃傷」に見られる5つの具体的な特徴とは?
電撃傷に特有の5つの特徴を見ることができます。
1つ目は、死亡するときは即死であること。
2つ目は、生存者の大部分は、体表面を電流が通り過ぎるので、後遺症はまれであること。
3つ目は、頭部に通電して意識障害になることが多く見られること。
4つ目は、電紋という、独特の熱傷が現れること。
電紋は、皮膚の熱傷で、赤紫色の模様が木の枝のようになって出てきます。
5つ目は、時間が経過しても低カリウム血症や神経痛が長引くこと。
雷撃傷の程度は、落雷をどのように受けたかによっても異なってきます。
直撃で受けたのか、落雷を受けた物体からの側撃なのか、あるいは、電線などを伝わる高電圧傷害によるものかといった具合です。
生涯で雷に打たれる確率はどれくらいなの?
雷に打たれる確率は、1/10,000,000です。ほとんどあり得ない確率ですね。
自動車事故で死ぬ確率が1/10,000ですから、統計的にはとても低いと言えます。
しかし、雷が直撃して即死する確率は、4/5と高いです。
ほぼ助からなさそうです!
まとめ
雷に打たれてしまうとほぼ助かりませんが、その確率は低いようです。
もしもに備えましょう。