栃木県と言えばギョーザのイメージがどうしても強いのですが、実は雷の発生が多いことで知られています。

では、なぜ雷の発生が多いのか、どんな特徴があるのか、など疑問が生じてきます。

そこで今回は、栃木県と雷をテーマにして話していきたいと思います。

栃木県で雷の発生件数が多い理由は?何か目立った特徴はないの?

上で生じた疑問について回答する形式で、栃木県の雷情報について少しずつ紹介していきます。
できるだけ客観的なデータを元にして、話を進めていきたいと思います。

直接的に役立つ機会は少ないかもしれませんが、旅行に役立つ情報と思ってご覧ください。

栃木 雷 多い

宇都宮市で雷の発生が多い理由は?

栃木県宇都宮市は、日本でもベスト10に入るほど雷が発生するところで、「雷都」という異名もあるほどです。

この県で発生が多い理由は、地形や季節風の影響によるものが大きいです。

北は1,000m~2,000m級の山岳地帯となっていますし、南東に山の斜面が開けているため、日の光を強く受けます。また、夏は南東の季節風が吹きやすいため、強い上昇気流が生じることで発生します。

上昇気流が強くなると、雲の中の氷の粒が激しくぶつかり上は+の電気、下は-の電気が蓄積されます。

また、雲の大きさに電気も比例して、下にたまった-の電気が地面の+の電気をめがけて不規則なルートで落ちてきます。

 宇都宮の雷を気象庁のデータで見てみよう!

データによると、宇都宮の年間の雷日数は24.8日で、関東地方では群を抜いています。
30年間の月ごとの雷日数にも大きな特徴が見られ、5月〜9月、特に7月、8月の発生が多いです。 

ちなみに、7月の雷日数は5.8日、8月は6.2日、5月・6月・9月は3日前後となっています。
これは栃木県だけではなく、全国各地の情報を踏まえた情報ですが、落雷の大きさと被害に少なからず相関が見られるようです。

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特に、7月は日最大放電密度が大きく、落雷による被害が発生しやすい傾向にあります。日最大放電密度とは、1㎢における10分間当たりの落雷発生件数のことを意味しています。

まとめ

栃木県で雷の発生が多いのは地理的に高い山脈を有しており、夏になると季節風によって大きな上向きの力が生じるためです。

雷都と呼ばれていたこともあるほど、雷とは関わりが深いのです。

それを裏付けるかのように、年間で約25日も雷が発生しており、関東地方では最も雷が多いところです。

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