雷は、雷雲がどこにあるかで、海面、平野、山など場所を選ばずに落ちます。
では、どんなタイミングで身を守ればよいのでしょう。
開けた場所にいて、避難場所がなかったらどうしましょう。
雷の避難場所について、今回は紹介していきます。
家や車の中へ!雷から避難するタイミングは?
雷の音が聞こえたら、すぐに家や車の中へ避難しましょう。
まず、家の中へ避難した場合は、部屋の隅ではなく中央にいるように心がけましょう。
壁などを伝って侵入してきたときの被害を防ぐためです。
もしも、家の中にいて洗濯や皿洗いをしている途中であれば、切り上げて乾いたタオルで水分をとってください。
また、入浴中だった場合も、すぐに浴室から出て身体を拭きあげましょう。
雷は水道管を通ってくるおそれがあるからです。
次に、自家用車を所有している場合は、自動車の中へ逃げましょう。
仮に、車に落雷があっても、電気は自動車の鉄板を伝って地面へと放出されます。
これは大きなポイントですが、車内の金属部分には絶対に触らないようにし、車の中央に身を寄せる必要があります。
外にいて雷から避難するタイミングを逃してしまったら?
「雷しゃがみ」(Lightning Crouch)の姿勢をとるようにしましょう。
これは、アメリカの落雷が多発している場所で勧められている対策です。
ポイントは次の4つです。
1つ目は、できる限り身を低くして、頭をかがめるようにすることです。
2つ目は、両手で耳を塞ぐようにすることです。
3つ目は、両足の踵どうしを宙であわせるようにピッタリとつけることです。
これは、もし通電したとしても踵を通じて雷がもう片方の足へと流れ地面へと逃げるようにするためです。
4つ目は、バレリーナのように爪先を浮かせて座ることです。
これは、地面との接地面を最小限にすることで、侵入経路を小さくするためです。
まとめ
いつ、どこで、誰に落雷に遭うか、予測することはできません。
アウトドア派・インドア派問わずに、雷から身を守る術はしっかりと覚えておきましょう。
私は、雷しゃがみを習得して、もしものときに備えようと思います。