山の天気は移り変わりが激しいと言われています。
特に、登山を趣味とされる方は雷に注意をされた方がいいです。
高い位置にある物体へ雷は落ちてきます。
そこで今回は、山登りに役立つ知識をテーマにして進めていきます。
山での落雷による事故を防ぐには？
北アルプスでパトロールをされている方の情報を元に紹介していきます。
雷はより高い位置を目がけて落ちてきますので、稜線や山頂は絶対避けましょう。
また、地質的に落雷が発生しやすい場所があります。
赤っぽい鉄分を多く含む岩の稜線は落雷しやすいようです。
避難場所として樹林帯、ハイマツ帯などを挙げることができます。
これらの場所に逃げたからと言って100％助かることはありませんが、少しでも助かる可能性を高めることはできます。
雷はたいてい１時間～１時間半も待てばおさまりますので、しばらくの間、身を潜めていましょう。
30分くらいで雷の脅威から逃れることはできません。
もし山で雷に遭ったら、どうやって避難するの？
落雷の音が聞こえたら、射程圏内にいるということです。
ですから、急いで山小屋へ逃げてください。
その際は、体勢は低くし、慌てないようにしましょう。
雷雲が通り過ぎるまでに、約1時間はかかるそうなので気長に休憩をとりましょう。
避難場所が見つからなかった場合の緊急措置として、雷避けのポーズを紹介します。
少しでも低い場所を探して身をかがめ、地面に接触する面積を小さくします。
両足のかかとをしっかりとつけ、爪先立ちになり、身を低くし耳は両手で塞ぎます。
足を開いたままかがんでしまうと、足が電気の通り道になりやすく感電するおそれが生じるからです。
落雷した際には地面に電気が流れるため、うつ伏せになるとダメージを受けてしまいます。
まとめ
落雷の特徴を少しでも知っておくと不安材料は減ってきます。
必ずしも助かる方法ではありませんが、助かる可能性を高くすることはできます。
山小屋のある場合もありますが、ない場合も考えて雷避けの体勢をしっかりと覚えましょう。
